パックをしている女性

50代の女性によくありがちな「乾燥肌」「ほてり」「突然の発汗」など、更年期を迎え卵巣機能を消失する女性にとってはホルモンバランスの乱れなどから、今まで経験しなかったお肌の状態になることがすくなくありません。

汗はかくのに肌はカサカサ、ほてって血行は良さそうなのに肌の調子が悪いなど、難しいお肌の状態になります。

お肌を構成する角質細胞間脂質が少ないと乾燥肌になりやすくなります。

角質細胞とは皮膚の一番外側の0.02mmを構成する細胞です。

よく化粧品の広告などで、角質という言葉は使われますが、薬事法で化粧品が浸透するのは角質までという表現が規制されています。

角質とは肌の一番外側の部分で、要は人間の体を風船に例えると一番外側のゴムの部分のことです。

角質の本来の役割は外部からの異物の侵入を防ぎ、体の水分の蒸発を抑えることが役割です。

角質は何から出来上がっているかというと、セラミド、コレステロール、脂肪酸です。

角質幹細胞脂質とは、水分を含んだゼリー状のもので体の水分の蒸発を防ぎ、角質細胞が剥がれないように角質同士のつなぎ目をする役割があります。

年齢を重ねるとこの角質細胞間脂質が減少し、そのため肌がカサカサしツヤのない水分が少ない肌をもっているので、痒みにもつながります。

角質には水分が普通で10〜20%、多い人で50%とも言われています。

その水分の80〜90%を構成するのが角質細胞間脂質です。

その角質細胞間脂質はセラミドからつくられています。

乾燥肌を防ぐにはセラミドを補給しよう

よくセラミドクリームなどが販売されていますが、色々な論文を調べてもセラミドを外部から補給することで肌のセラミドを増やすなどと書いている論文は見つかりませんでした。

もちろんセラミドクリームを使うことで肌に人工的に角質細胞間脂質をつくることにより、肌の水分蒸発を防ぎ、一時的にうるおいを与えることは効果的だと考えられます。

しかし、自分自身のセラミドを増やしたい人はどうすればいいのでしょうか?

ヨーグルトパックをおすすめする理由

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昔テレビで芸人さんのお母さんがヨーグルトを顔に塗ってパックをしているといったお話をされていました。

その場では笑い話のようになっていましたが、海外の論文を調べてみるとあながち間違いではないことがわかりました。

論文サイト

こちらの論文ではスプレプトコッカス・サーモフィルス菌を配合するクリームを高齢者女性の腕に継続して塗った結果、皮膚のセラミド量が増加したと報告されています。

よく読むと超音波処理ということも書かれているので、厳密に行いたい人は超音波洗浄機でヨーグルトを撹拌してもいいかもしれません。

スプレプトコッカスサーモフィルスというとあまり聞いたことはないかもしれませんが、一般的なヨーグルトをつくるときに必ず使われる菌です。

詳しいメカニズムは記載されていませんが、肌には腸と同じように皮膚常在菌というものが存在し、その菌と何らかの化学反応があったのかもしれません。

ヨーグルトパックをするなら、ビフィズス菌入りやその他の菌を強調したものより普通のヨーグルトの方を選んでください。

なぜなら、WHOでヨーグルトの定義はスプレプロコッカスサーモフィルス菌が入ったものとされているのに対し、日本のヨーグルトの定義は菌の指定はないからです。

もちろん無糖のヨーグルトを選んでくださいね。

昔クレオパトラもヨーグルトをパックとして使っていたという歴史もあります。

中々もったいないですが、一度お試しあれ!