酒さ症状の顔アイコン
酒さは鼻を中心とした頬や額の血管が拡張して赤くなる症状のことを言います。
毛細血管の拡張が特徴で、顔がほてって熱くなったり、肌が敏感になり少しの刺激でピリピリとした痛みやかゆさを感じたり、症状が進むとニキビのような発疹が出ます。

酒さの病名は一般的にはまだなじみが薄い病気です。

また大多数の患者は症状が軽い、湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビなどと合併している場合が多く、認知されにくいのが現状です。
欧米では酒さ治療は先進しているのですが、日本の医療はまだそこまで発達しておらず、適切な処置が受けられていないケースもあります。

私たちルイスヴァージウエルネスも酒さについてのご質問は多く頂いております。
今回はご質問が多い酒さの症状と、悪化の事例がある「酒さ患者が避けたい事」を紹介いたします。

酒さは4つのサブタイプに分類される

酒さの症状は4つのサブタイプに分類されています。
酒さと言っても、どのような症状が発現するかは、人それぞれなのです。

サブタイプ1

ほてり、慢性的な皮膚の赤らみ、血管の拡張。血管が可視化する。

サブタイプ2

ニキビのようなブツブツができる発疹。

サブタイプ3

鼻を中心としたの組織の腫れ、皮膚が厚くなる。

サブタイプ4

眼性酒さ。目の充血、ドライアイ、まぶたが腫れる。かゆみや痛みを伴う場合もある。
再発を繰り返すと角膜を損傷する場合がある。

多くの酒さ患者がこれらのサブタイプを複数持ち合わせています。
また別のサブタイプから派生する場合もあり、それぞれの症状が影響しあって悪化する場合もあります。
酒さ治療は、できるだけ早い診断と適切な処置が望まれる病気なのです。

 

酒さ患者がやってはいけない事

唐辛子の写真

酒さについて認知していない人も沢山いらっしゃいます。
知らないうちに「酒さ患者が避けたい事」に触れてしまっている場合があります。

酒さの原因は人それぞれであり、特定する事はできませんが、
「症状が悪化した・再燃した」という報告がある「できるだけ避けたい」事例をご紹介いたします。

日光曝露

日光に当たった後にかゆみや発疹といった酒さ症状を感じる方はとても多いです。
帽子や日傘、敏感肌向けの日焼け止めをこまめに使用したり、日光の強い時間帯の外出は避ける事が望ましいです。

寒暖の差、湿度

暑さや寒さ、湿度、風すべてに影響を受ける可能性があります。
高温多湿の日は涼しく、できるだけ空調設備のあるところにとどまり、必要に応じて顔の温度を下げるように努めましょう。
寒い日は冷たい風や皮膚の乾燥に注意をしましょう。

暑い環境

アメリカの国立酒さ協会によると、気温や室温の高さだけでなく、遠赤外線暖房機、スチームバス、サウナ、暑いストーブの近くや料理のそばなどを含め、熱源にさらされる事全般が症状を悪化させる場合があると紹介されています。

熱いお風呂

高い気温と同様に、体温が上昇する熱いお風呂にも注意が出されています。

ストレス

アメリカの国立酒さ協会の調べでは、748人の酒さ患者のうち「ストレスを感じると肌の紅潮がひどくなった事がある」と回答した人は69%に上ります。
また、酒さの症状によっては「人前に出るのが辛い」などの悩みを抱えている場合もあり、ますますこの要因を引き起こす原因になってしまうようです。
深い深呼吸をしたり、体全体をリラックスさせるなど、できるだけストレスを緩和できるよう練習をしてみてください。

アルコール

アメリカの国立酒さ協会は特に赤ワインに注意を発しています。
イベントなどでお酒を飲まないといけない場合は赤ワインを避けたり、お水を間に挟んで飲むなど体温が上がりすぎないように心かげましょう。

辛い食べ物、香辛料

唐辛子を原料としたホットソースなど、辛いものや体温が上がる可能性があるものは特に注意が必要です。
スパイスの中では白コショウは比較的影響が少ないと報告されています。

激しい運動

運動は人の体温を上昇させますので、それが赤らみや酒さ症状の再燃につながると考えられています。
運動は体温が上がりにくい緩やかなものを朝や夜などの気温が高くない時間帯に行ない、定期的に冷やしたタオルを首筋に当てるなど体温が上がり過ぎないようにする事が推奨されています。

肌に刺激を与えるスキンケア

アメリカの国立酒さ協会は酒さ患者に対して行なった調査をもとに、酒さ患者の症状が再燃したスキンケア用品によく含まれている成分を公開しています。
これらが含まれるスキンケア用品は酒さ再燃の起因になる刺激があるのではないかと注意を促しています。

アルコール(66%)
マンサク(30%)
香料(30%)
メントール(21%)
ペパーミント(14%)
ユーカリ油(13%)

酒さの原因は何?

残念ながら酒さの根本的な原因は不明です。
これについて諸説が長年にわたって変化し続けてきました。

症状にもタイプが分かれており、長年の研究により様々な生活習慣や環境要因によって症状が悪化させる要因になるとわかってきた事もあります。

近年では乳酸菌抽出物LFKが酒さ独特の赤らみや血管拡張を軽減させる効果があるとして注目されています。

その他の皮膚疾患と同じように、酒さの専門医はいません。
症状が酒さと疑われる場合は皮膚科医としっかり相談をし、自分にあった医師を探しましょう。

乳酸菌抽出物LFKが酒さ治療剤としての特許を取得

カルテを書く医者の手

 

参考・情報元
アメリカ国立酒さ学会情報サイトより
http://www.rosacea.org/