女性の肌薄着をしないと暑さに耐えられないような今の季節、多くの女性が悩むのはムダ毛の処理ですよね。
ムダ毛の処理は剃刀で剃る事からエステでの処理まで多数の方法があります。
今回は毛の構造と、各脱毛方法がムダ毛に対してどのような処理をしているのか、特徴とメリット・デメリットについてご紹介いたします。

毛の構造

毛はもともと皮膚の一部から出来たもので、同じく皮膚から出来た爪とともに角質器と呼ばれています。
角質器である毛は皮膚の真皮から生えていて、この毛のうち皮膚の中にあり体の外から見えていない部分を毛根、体外に出て見えている部分を毛幹といいます。
毛の構造の図解イラスト

毛の成長

毛は一定の期間を過ぎると自然と抜け落ち、しばらくすると以前生えていた同じ毛包から新しい毛が成長してきます。
これを毛の一生、ヘアサイクルと呼びます。
自己処理をしてもすぐに表面に毛が出てくるのは、1日で約0.18~0.3mmは成長しているからです。
抜いてから表面に毛が出てくるのに腋で約123日、頭頂部で約129日、眉で約64日かかるとされています。
ヘアサイクル図解

毛の処理方法の種類

・シェーピング(シェービング)

剃刀などで剃り上げる方法。処理法の中でも古くからあり最もポピュラーで簡単。
しかし刃物を使用する以上、切り傷などの危険も伴う。
剃刀かぶれを起こす場合もある。

・ツイージング

ムダ毛を毛根から抜いてしまう方法。
剃った場合に比べて生えてくるまでにやや時間を要するのがメリット。
しかし毛包の底に結びついている毛を無理矢理引き抜くので痛みを伴う。
毛包を傷つけることになるので細菌などが進入して化膿することもある。

・ブリーチ法

剃ったり抜いたりせずに毛はそのまま脱色することで黒い毛を目立たなくする方法。
刃物などで傷をつけないので剃刀傷やニキビのような色素沈着の原因が少ない。
色を薄くするだけで毛がなくなるわけではないので、脱色した毛が金色に光って逆に目立つことがある。
薬剤を使うので肌が敏感な人はかぶれることがある。

・脱毛クリーム

クリームによって毛を溶かして取り除く方法。
毛根を破壊するのではなく、強いアルカリの作用で毛のたんぱく構造に働きかけ、ケラチン結合という毛の結合状態を切り離してしまうことによって処理が行なわれる。
目に見えるデメリットとしてかぶれがあるが、かぶれが発生せずとも肌にとっては好ましくない強いアルカリ性を使用している点が脱毛クリームの欠点といえる。
パッチテストで大丈夫だった人も定期的に使用することはオススメできない。

・脱毛ワックス

一定の温度以上になるとやわらかくなり、さめると粘着性が強くなる性質の
ワックスを使用し、体毛を付着させて脱毛する。
1本ずつよりも広範囲を一気に引き抜ける、抜いてしまうので剃るよりも持ちが良いのがメリット。
しかし、毛根から引き抜いているのでやはり毛穴を傷つける、痛みを伴う、
炎症や細菌が侵入すれば化膿する場合がある。

・電気脱毛法

アメリカで生まれた脱毛法。1本ずつ毛穴に針を挿入して毛包組織を破壊し、二度と毛が生えてこないようにする技術。
一般的に言われている永久脱毛がこれであり、「二度と生えてこない」事が保障されている。
1本ずつ処理をするために時間がかかる、費用が高い、レーザー脱毛に比べ痛みが伴う、
高度な技術を要するため施術者に熟練した技術が必要など、手軽とはいえないデメリットがある。

・レーザー脱毛法

1本1本の毛を抜くのではなく、4mm角ごとに生えている毛を同時に焼ききる方法。
レーザーの原理は、照射されたレーザー光線が皮構の下に入り、毛のメラニン色素に反応し熱エネルギーに変わる。
熱になったレーザー光線は毛根を破壊するというシステム。
電気脱毛に比べて痛みは非常に少ない。
何度か繰り返し、すべての毛根を破壊すれば永久脱毛に近い効果を得ることは出来るが、永久脱毛の立証はされていない。
メラニン色素に反応するため、日焼けした肌、褐色の肌には照射を行なえないことがある。

脱毛時に気をつけたいこと、イングロウヘア(埋没毛)

イングロウヘア(埋没毛)とは、毛を抜いたり剃刀で剃るときに毛穴を傷つけてしまうことで出来る、皮膚の中に埋もれて育ってしまった埋もれ毛のことです。
埋もれ毛は脱毛処理の後が目立つなどの見た目の問題だけでなく、皮膚の中でムダ毛が伸びる刺激でかゆみが起こる事もあり、出来るだけ避けたい事態でもあります。
無理な自己脱毛は避け、ムダ毛を処理した後は保湿を行い、角質が毛穴をふさいでしまわないように対策をしましょう。
埋没毛のメカニズム図解

まとめ

脱毛には様々な方法がありますが脱、それぞれ一長一短を持ち合わせています。
元々体毛には体を守る役割がありますので、それを取り除く事は少なからず肌にダメージを与える手段になってしまう場合があります。
見た目の美しさは重要ですが、処理を行なう事で蓄積する肌へのダメージを無視し続ける事は苦しいものがあるでしょう。
無理はせずに肌が傷ついていると感じたら、無闇な脱毛処理は控える事も肌の美容のためだと思います。
自分の肌に合った処理の計画を立てる事が重要です。