海に入る水着の女性

前回のコラムでは注意したい日焼け止めの肌への負担をご紹介しました。
日焼け止めにはメリットとデメリットがある事を知った上で、特性を上手く活かせる日焼け止め選びをしましょう。

今回は実際に「どんなときにどの日焼け止めを使えばよいのか」、そして日焼け止めを使用する際の注意すべきことをお話します!

UV対策って年中必要なの?

2014年紫外線量のグラフ
このグラフは気象庁が公開している2014年の紫外線量の地域別年間推移を元に制作したグラフです。
UVインデックスは紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために紫外線の強さを指標化したものです。

中程度~強いを示す数値の期間が長く続きますが、環境省「紫外線環境保険マニュアル」では中程度以上から「日中はできるだけ日陰を利用し、できるだけ長袖シャツ、日焼け止め、帽子の利用をする事」を薦めています。

UV-Bの量は夏場にそのピークを迎えます。
またUV-AとUV-Bの紫外線の季節変化は異なっており、「紫外線量は5月が最も多い」と言われる理由は「UV-Aの量がもっとも多くなる時期」だからだそうです。
UV-Aはオゾン層での吸収が少なく、ほとんどが地表に降り注ぎます。肌の老化を促進させるUV-Aへの対策を考えるのなら、日光がある限り冬場といえども注意が必要だと思います。

シーンに見合ったUV対策を!

「大変老けちゃう!冬場でも日焼け止め塗らなくちゃ!」と強力な日焼け止めを探しに走る前に、
前回までのコラムでお話した内容と、日焼け止めのメリット、デメリットを踏まえ、使用する目的やシーンに合った日焼け止めの選び方をご説明します。

現在市販されている日焼け止めで最も強いSPFを持つものは50だそうです。
以前は「絶対焼かない!SPF180」なんていうキャッチコピーの製品もあったようなのですが・・・1SPFにつき焼けるまでの時間を20分引き延ばすとして20×180=3600分・・・60時間!
なんと地球上の太陽が沈まない時期のある緯度で丸2日と半日、日差しの下で過ごせるのです!たぶん必要はないですよね。(だから現在は50までなのです)

シーン別オススメ日焼け止め表

紫外線対策は日常使い・レジャーなどのシチュエーションを元に、「実際の日光にあたる時間より少し長め」の効果の日焼け止めを選ぶのが一般的です。

少し買い物する程度での外出や通勤など日常生活ではSPFは20ほど、PAは++程度で良いようです。このぐらいでしたら、顔へのカバーは化粧下地剤やファンデーションに含まれている場合も多いです。

スキー場が飛びぬけているのは雪の紫外線反射率が80%もある上に、高地なので空から地面の照り返しから、かなり激しく紫外線にさらされてしまうそうです。だから強力なUV対策が必要なのです。

 

日焼け止めを塗るときに注意する事って?

使うシーンに合う日焼け止め選んだら、塗る際に気をつけたいことがいくつかあります。
これらに注意して、しっかりUV対策をしましょう。

① 去年開封した日焼け止めは使わない

化粧品などの肌に触れる製品の使用期限は未開封で3年、開封後は1年を期限としています。
同じように、日焼け止めも空気に触れることで雑菌の混入や品質の低下が起きている可能性があります。

② ケチらず使う、ムラなく伸ばす

パッケージなどに表記されているUVカット効果が発揮されるのは一般的に「1cm四方に2mgを塗布」した場合です。実際にこの厚さで塗ってみると、日焼け止めの白さが目立つほどの量です。
とはいえ、薄く伸ばしすぎると表記された効果が得られない場合があります。使用期限もありますし、少し厚いと感じるぐらいに塗るといいでしょう。

③ 数時間に一回塗りなおす

紫外線吸収剤は一定量以上の紫外線を吸収すると分子が壊れ、それ以上は紫外線を吸収できなくなります。また紫外線散乱剤は汗などで流れやすいので、こちらも塗りなおしを必要とします。
日焼け止めは一度に分厚く塗るより、適量をこまめに塗り直す方が効果的と言われています。ウォータープルーフであっても、だいたい2~3時間おきに塗り直すと良いでしょう。

④ 日焼け止めをすり込まない

日焼け止めは化粧水な乳液と違い、肌に吸収させるものではありません。肌にすり込むことで刺激を増幅させてしまうことがあります。
日焼け止めは表面を覆うようにやさしく引き伸ばしましょう。

⑤ 皮膚疾患を持っている場合や乾燥肌には使用しない

乾燥肌に使用すると、余計に肌を乾燥させてしまう場合があります。
もし皮膚科を受診し、日焼け止めの使用を止められた場合は、日焼け止めを試用せず、日傘や帽子を使う、長袖を着用するなど他にも対策方法がありますので、医師と相談の上で、紫外線対策を行なってください。

⑥ きちんと落としきる

日焼け止めには肌の負担になる成分が含まれています。落としそこないがあった場合、そこから肌荒れなどのトラブルにつながりかねないので、使用後は丁寧に落としましょう。
また、ウォータープルーフの日焼け止めなどは、落とす際にクレンジングが必要なものもあります。
使う前に落とし方を確認しておきましょう。

 

長くなりましたが、紫外線対策のお話はこれでおしまいです。
お肌とシーンに見合ったものを選び、日焼け止めを味方につけて、これからの季節のお出かけやレジャーを楽しみましょう!

 

出展:気象庁「日最大UVインデックス(推定値)の年間推移グラフ」
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html