一般社団法人日本エンパワーメントコンソーシアムが行っている「熱中症予防声かけプロジェクトの賛同会員」になりました。
このプロジェクトの概要は「日本の夏に、ひと涼みを。」ということで、熱中症にかかる人をなくすために「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくプロジェクトです。
私達がこのプロジェクトに賛同した理由は熱中症予防の意思に賛同したことと、熱中症の予防のための水分補給に貢献できるのではないかということでした。
熱中症について知ろう
熱中症は、気温が高いことなどで、身体の中の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体の調整機能が正常に働かなくなることによって引き起こされます。
熱中症予防声かけプロジェクト
地球温暖化などの影響で日本も年々暑くなっています。
厚生労働省と環境省の発表によると1993年までは年平均67人の死者数でしたが、1994年以降になると年平均492人に増加し、最も暑かった2010年には1745人の方が熱中症によりなくなっています。
年齢別で見ると男女ともに0~4才、80~84才の年齢層で多くなっています。
0~4歳の熱中症の原因の半分は自動車に置き去りでの熱中症ですので、お子様がいらっしゃるお父さん、お母さんは絶対に車内に置き去りにしてはいけません。
また年々高齢者の割合が高くなっていて1995年には65才以上の割合は54%だったのに対し、2010年には79%に増加しています。
高齢者の多くはご自宅の中で熱中症にかかる方が多く、日中外にでなければ大丈夫というわけではありません。
熱中症予防対策
熱中症の予防法を箇条書きで書き出していくと
室内いるときの予防法
- こまめに水分補給する
- エアコンを上手く活用し、暑さを和らげる
- 部屋の温度を測る
- 部屋の風通しをよくする
- 部屋にこもりっきりにならず、一日一回は外に出る
- 涼しい服装で過ごす
- すだれやカーテンで日差しを遮る
外出時の予防法
- 日傘をさしたり、帽子をかぶる
- 暑いときは無理をしない
- 環境省が発表する「暑さ指数」が高いときは外出しない
- 飲み物を持ち歩いてこまめに飲む
- 涼しい場所、施設を利用する
- 緊急時、困ったときの連絡先を携帯する
- 入浴前後に水分を摂る
- 熱いお風呂に入らず、長湯をしない。
- 寝る前に水分補給をする。
一見すれば、当たり前のことばかりのように感じますが、その油断が毎年多くの人の命を奪っています。
乳酸菌にできること
熱中症の予防で肝心なのは、やはり水分補給です。
汗をかけば、ミネラル分のような電解質も重要です。
電解質とは難しい言葉ですが、要はスポーツドリンクなどに配合されているナトリウムやカリウムやカルシウムのミネラルことです。
この二つの大事な要素はどこで吸収されるのでしょうか?そう大腸です。
大腸の重要の役割は、「水分の吸収」「電解質の吸収」「排便」です。
熱中症を防ぐために、こまめにスポーツドリンクや経口保水液で水分とミネラルを補給しても、体がそれをきちんと吸収できるようにしておかなければ、全て体外に排出されています。
また、過度の水分摂取は体調不良の原因になりますので下痢などで逆に脱水症状になってしまいます。
高齢者は善玉菌が少なく悪玉菌優勢の腸内環境の方が多いので、しっかりと乳酸菌で腸内環境を整えておくことによって、効率的に水分とミネラルを吸収できるのです。
夏場は夏ばてなど体調を崩しやすい季節です。
水分補給だけでなく、それを吸収するために乳酸菌などで体の準備を整えておくことも重要なのです。
自分だけでなく、ご家族やご近所の人と声を掛け合い、少しでも熱中症で亡くなる方を減らしましょう。
参考 熱中症とはなにか