女性のお腹
不妊治療に取り組んでいる方にとって、妊娠は夫婦で願い待ち望んだもの。

けれど妊娠はゴールではなく、そこから約9ヶ月もの間、お腹の中で尊い命を育んでいかなくてはなりません。

日本では妊娠したことのある女性の役40%が流産の経験があるらしく、それは決して他人事の数字ではありません。

特に不妊を患っていた女性なら余計に不安になりますよね。

できるだけ最初の数ヶ月を無事乗り切るために、私が実践したことなどをお伝えしたいと思います。

不妊症≠不育症

不育症とは妊娠はするものの流産や死産を2回以上繰り返し、赤ちゃんを得られない病気のことです。

流産を経験した方の5%弱ほどは不育症が原因だそうです。

私は結婚して7年、治療を本格的に始めて1年半ほど不妊症で悩んできたので、やっと妊娠が叶った時も「私は不育症に違いないから、手放しでは喜べない」と根拠もなく自分に言い聞かせてきました。

ですが不妊症の方が不育症も併せ持っているとは限りません。

もちろんホルモン異常などで併せ持っている方もいるようですが、多数ではないようです。

私も不安で産科のお医者様に尋ねたところ、「大丈夫、不妊症だった方も妊娠すれば普通の妊婦さんだと思っていいですよ」との心強い言葉でした。

妊娠初期の流産

妊娠初期に起こる流産の原因は殆どが「偶発的な染色体異常」だそうです。

つまり偶発的に染色体異常を持った受精卵ができ着床したけれど、人間として生まれ育つには充分ではないので「自然淘汰」されてしまうとのこと。

せっかく授かった命なのに悲しいけれど、生きていくことが出来ないのであれば「自然淘汰」はしょうがないと自分を納得させるしかありません。

大事なのは、生まれてくるべき命をしっかり育てて産んであげることです。

ポイント1|思い切りワガママになりましょう

妊娠がわかった時には、皆さんは既に2ヶ月目に入っていると思います。

安定期と言われる5ヶ月までは体がとても不安定な時です。

不妊症と戦ってきた方なら精神的にも不安で一杯なはず。パートナーや両親、仕事場の方には事情を話し、絶対無理はしないようにしましょう。

私が実践したことは、まず「重たい荷物を持たない」こと。

主婦である以上、それまでスーパーの買い物は自分の役割でしたし、お米や飲み物もフゥフゥ言いながら運んでいました。

ですが、妊娠がわかった日から一切運んでいません。

スーパーにはパートナーに同伴してもらい、全て持ってもらっています。

パートナーが仕事などで同伴などが難しい場合は、宅配を頼むのもいいと思います。

次に気をつけたのが「長時間同じ姿勢でいない」こと。仕事をしている方は特に、仕事内容によって立ちっぱなしだったり座りっぱなしだったりすることが多いと思います。

私は自営業ですが、仕事内容は一日中立って動きっぱなしでした。

けれど、妊娠がわかった日からは従業員の方や周りに事情を話し、自分のペースで仕事を出来るようにしました。

立って仕事をしていて、キツくなったら椅子を持ってきて座りながら作業するなど、他の人とペースを合わすことは出来ませんが、お腹の中の命を守る方が優先です。

それから「休みたい時に休む」ことも大事です。

妊娠すると体中のホルモンが変化し出し、体調を崩す方も少なくありません。

悪阻が早い段階から出だす方もいます。そんな時は周りに気を使って我慢をせず、横になるなど体が楽になる方法を取りましょう。

とにかくわがままになりましょう!

ポイント2|妊婦としての生活に切り替えを

お腹の中に命を宿したからには、今までの生活を変えないといけません。

よく聞くと思いますが、妊婦に冷えは厳禁。

今まではお洒落を優先させて薄着をしてきた方も、お腹や下半身を冷やさないようにしっかり着込むことが必要です。

私も妊娠がわかってまず買ったものは妊婦用の腹巻とタイツやレギンスでした。夏になっても毎日しっかり着込んでいます。

また喫煙・飲酒は完全にやめましょう。パートナーや周りに煙草を吸う人がいれば、事情を話し自分の周りで吸わないようお願いすることも大事です。

厚手の靴下と腹巻

最後にアドバイス

不妊治療に取り組んできた方にとって妊娠はとても嬉しいものですよね。

その反面、流産の可能性を思うと不安で一杯になると思いますが、心配しすぎてストレスを溜めることも体には良くありません。

今までは「こんなこと言うと迷惑かな」など気を使ってきたことも、お腹の中の命を守るために周りに思い切ってお願いしましょう。

自分が思っている以上に周りも、妊娠に対して快く協力してくれると思いますよ!

そしてお腹の赤ちゃんと一心同体で過ごす約9ヶ月はとにかく体を大事にし、元気な赤ちゃんを産めるよう最大限努力しましょう。

ライター/YAYOI