キムチ
本日11月22日はキムチの日だそうです。

キムチを初め、世界中の人はその国の発酵食品、つまり乳酸菌で発酵した食べ物で古くから健康を守ってきました。

改めて乳酸菌について学びましょう!

世界の発酵食品と乳酸菌

乳酸菌とは単独の菌のことを指すのではなく、代謝により乳酸を作り出す菌類の総称です。
代表的なものにヤクルトに含まれる「ラクトバチルスカゼイシロタ株」があります。

全世界に分布しヨーグルトや漬物、キムチといった各国の発酵食品に深く寄与しています。
ちなみにこれらの食べ物に酸味があるのは乳酸菌の生み出す乳酸によるものです。
非常に幅広い範囲に生息しており、海、川、池、土はもちろん空気中にも存在しています。

人体においては口腔内や腸内などの消化器官に存在しています。
腸内に多く存在し人体の健康の維持に役立っています。

乳酸菌の腸内での働きとは

乳酸菌は腸内で様々な有益な働きを果たします。
一例を挙げると

  • 乳酸生成による腸内環境の酸性化による悪玉菌の増殖抑制
  • 酸の生産による腸への刺激(排便の促進)
  • 代謝によるビタミンB群やビタミンKの生成

です。
特に悪玉菌の増殖抑制は重要で、悪玉菌優位の腸内環境が続くと腐敗物質が生産され発ガンの原因にもなります。
乳酸菌が優位であることで悪玉菌が生産する有害物質を少なくし、病気のリスクを減らしてくれます。

また人体の免疫系に対して刺激を与えることにより、免疫力を向上させる働きもあります。

乳酸菌の含まれる発酵食品といえば

乳酸菌は様々な食品に関わっています。
味噌、漬物、塩麹など日本の伝統的な発酵食品やキムチやピクルス、サワークラフトといった海外の漬物にも含まれています。
意外なところではメンマも乳酸菌による発酵が行われる食品です。

チーズやヨーグルトももちろん乳酸菌による発酵で作り出される食品ですし、ワインも乳酸菌が乳酸を生み出すことで深い味わいを生み出します。

乳酸菌は直接摂取する事でも健康によい効果があるため、日常的にこれらの発酵食品を摂取することで腸内における乳酸菌の働きを活発にすることが出来ます。

わすれちゃいけない乳酸菌と相性のよい栄養素とは

乳酸菌は人体で様々な有益な働きをします。
ただし乳酸菌単体で十分に効果を発揮することはなく、ほかの栄養素と合わせることでその働きを高めます。
乳酸菌と相性のよい栄養素を紹介していきます。

  • 食物繊維
  • 食物繊維は人間の消化酵素じゃ分解できない糖質です。
    この食物繊維をエサにして乳酸菌は代謝や増殖を繰り返していきます。
    また乳酸菌は人間が腸内で便を形成するのに必要です。
    乳酸菌と食物繊維を合わせることで排便も促進し、便秘に対して効果があります。

  • ビタミンC
  • ビタミンCは腸内で乳酸菌がビタミンB群を合成するときに使用されます。
    ビタミンB群は人体において疲労回復や美肌、貧血の予防など様々なよい働きをします。
    またビタミンCは酸性の物質でもあるため腸内の悪玉菌を弱めるという働きもあります。

  • オリゴ糖
  • オリゴ糖は甜菜や玉ねぎ、大豆などに含まれている難消化性の糖類の一種です。
    食物繊維と同じく人体では腸内の乳酸菌群の代謝や増殖のエネルギー源になり、その作用は食物繊維より高いです。
    食品の中に含まれるオリゴ糖はごく少量のためサプリメントとしての摂取がおすすめな成分です。

乳酸菌は生物である以上、エサを食べてエネルギー源にする必要があります。
腸内の環境を良好に維持するためには乳酸菌のエサとなる栄養素を意識的に摂取し、乳酸菌が住みやすい環境を作ることが必要です。

まとめ

乳酸菌は世界中のいたるところに存在する菌類です。
古くから発酵食品の製造に深く関わっており、人体でも重要で有益な役割を多数果たします。
乳酸菌は生物であるためエサを食べてエネルギーを生産することで乳酸を作ったりビタミンを作ったり増殖したりします。
そのため乳酸菌の効果を十分に発揮するには乳酸菌のエサとなる栄養素を意識的に摂取することが重要です。