ザワークラウト

二日酔い対策といえばウコンやしじみ汁が有名ですが、海外では二日酔い対策に乳酸菌を摂っている国が結構あります。

例えば、ビール大国ドイツではザワークラウトというドイツのキャベツの漬物を食べます。

ヨーグルト大国のブルガリアでは二日酔い対策に、水で薄めたヨーグルトを飲む習慣があるそうです。

それぞれの効果を見てみましょう。

ウコンはクルクミンによるアルコール分解によって二日酔いを軽減すると言われています。

しじみのオルニチンは体内の疲労物質のアンモニアを分解するため、二日酔いに効果があるとされています。

日本人でも飲酒前にヨーグルトや牛乳を飲まれる方も多いと思います、それは胃の粘膜を乳成分で保護することが目的だと思います。

古い文献のデータでは、牛乳を飲むと胃の中のpH値がpH1前半からpH4ぐらいの弱酸性になるというデータもあります。

pH4ぐらいということは、ヨーグルトぐらいのpH値になります。

二日酔いのメカニズムは解明されていない

厚生労働省のe-ヘルスネットでは二日酔いのメカニズムはほとんど解明されていないと記述してあります。

色々な要因が絡み合い、今だ不明の要因がたくさんあるそうです。

二日酔いの歴史は旧約聖書に記述があるように、昔から人間の悩みでした。

ということは、約3500年間お酒に対して人間は成長していないということですね。

しかし、「お酒=アルコール」という部分に注目してみましょう。

アルコールは胃および小腸で吸収されます。

アルコール消化されないので体内の吸収が全体的に早く、消化管内のアルコールは1~2時間でほぼ吸収されます。

普通食べ物は胃や十二指腸で消化され、体が吸収しやすいように成分が変わります。

何も食べていない状態だと、アルコールがすぐに吸収され血中濃度が上がってしまうので、飲酒時は食べ物を食べることによってアルコールの吸収を遅らせることが大事なのです。

すきっ腹にお酒を飲んですぐに酔ってしまうのは、吸収を遅らせるものがなく体がすぐにアルコールを吸収してしまうからです。

アルコールの分解はどうなっているのでしょうか?

吸収されたアルコールは主に肝臓でアセドアルデヒド→酢酸に分解されます。

この酢酸が血液に流れて、全身を駆け巡り最後は炭酸ガスと水に分解されます。

アルコールの分解速度は個人差が大きくビール中ビン1本を分解するのに、男性では2.2時間、女性では3時間程度が平均です。

体の小さい人より大きい人の方が分解するスピードは早いというデータもあります。

また加齢により、分解速度は遅くなっていきます。

アルコールに関する乳酸菌の研究報告

つまり、肝臓がアルコールをしっかりと分解してくれれば二日酔いにはなりません。

具体的なメカニズムは解説してありませんが、大手酒造メーカーの研究成果をご紹介すると、月桂冠では乳酸菌で発酵させた酒かすに飲酒後の呼気アルコール濃度、および血中アルコール濃度および血中アセトアルデヒド濃度を低減する効果があることが報告されています。

二日酔いといえば、次の日の下痢も大きな悩みではないでしょうか?

お酒を飲みすぎると、大量の水分摂取と吸収しきれなかったアルコールが腸まで到達し、腸のぜんどう運動を促進し下痢になります。

その意味では乳酸菌を摂取しておけば、腸内で正常な働きをして下痢を防ぐ効果が期待できます。

個人差はあると思いますが、世界各国で行われている二日酔いに乳酸菌を一度お試しください。

参考
ニュースウォーカー
オルニチン研究会
一般社団法人日本乳業協会
二日酔いのメカニズム