ピロリ菌と乳酸菌

日本だけに限らず、欧米でも100年前は胃がんががんの死亡者では1位でした。欧米でも脂肪と動物性たん白質、砂糖の増加したいわゆる欧米化した食事を食べだしたのは近代化されてからでした。

なぜ胃がんの患者が多いのでしょうか?

一説にはがん細胞は35.0℃で一番増殖し、39.3℃以上になると死滅することがわかっています。
それは低体温がガンをつくる大きな要因になることを意味していて、心臓や脾臓など体温の高い臓器にはまず発生しないということを意味します。

今まで心臓がんってあまり聞いたことがなかったことに気づきましたか?

胃は逆に管腔臓器といって袋状の形で、低体温の臓器なのでがんになりやすいという説もあります。

また日本人はピロリ菌感染者が約6000万人いて、50歳以上では70~80%にもなるといわれ、日本では年間約5万人の方が胃がんで亡くなっています。

ピロリ菌に感染すると胃壁が攻撃され、胃酸に対抗する防御機能が弱まります。ピロリ菌によってダメージ蓄積された胃壁が次第に薄くなっていき、慢性胃炎が起こり、胃がんになる危険性が高くなってしまうのです。

世界保健機関(WHO)では、ピロリ菌が胃がんの原因になるという報告書を出しています。報告書では全胃がんの78%がピロリ菌の慢性感染が原因だと考えられると発表されています。

そして、除菌によって胃がんの発症を3~4割減少できると報告書には書かれています。

除菌に有効な乳酸菌

ピロリ菌は抗生剤によって除菌することが可能ですが、先ほどのWHOの報告書でも「抗生物質を使った除菌で発症が大幅に抑制できるが、抗生物質の耐性菌が増えてしまう。」とのマイナス面も指摘されています。

一部の乳酸菌にはピロリ菌を減らす効果があるものもあり、病院によっては抗生剤とピロリ菌を減らす働きをする乳酸菌が入ったヨーグルトを勧めるところもあります。

ピロリ菌に対する試験では、

ピロリ菌陽性患者に、乳酸菌が入ったヨーグルトを90gを一日2回、4週間にわたってたべてもらい、最後の一週間はヨーグルトと除菌両方の両方を行いました。
すると通常の除菌両方をしたグループの除菌率が77.8%だったのに対し、ヨーグルト併用グループは89.3%までアップし、除菌がより確実になりました。

私の家族もピロリ菌に感染していましたが、LG21ヨーグルトを毎日食べることによってピロリ菌がなくなりました。

他にもピロリ菌に効果がある乳酸菌はたくさんあります。

胃の調子が悪い、違和感があるなどの症状を感じるときは、まず胃の検査を受けてピロリ菌に感染しているか調べてください。

忙しくて病院にいけないかたは、ヨーグルトや乳酸菌サプリメントを摂って予防しておくこともよいでしょう。

参考 産経ニュース 2014.9.24 18:56
   あなたの知らない乳酸菌 後藤 利夫著