在宅介護において、トイレ介助は大きな割合を占めます。

いくら自分の親といっても人によっては排泄の介助は非常につらいと思います。

そもそも介護が必要でない高齢者も加齢に伴い、頻尿や尿失禁などの排泄に関する問題が増える傾向があります。

一般的には高齢者特有の症状だから仕方のない事と簡単に決めつけられる事がありますが、これらの排泄の問題は高齢だけが原因とは限りません。

高齢になると身体的にも弱くなる部分はあるので排泄の問題が増える要素は多くなっていくことは事実ですが、そのような問題には必ず身体的以外に要因があるものです。

どんなに高齢でも、その要因を改善することで排泄の問題は軽減することができます。

介護する側も相手の要因を探りながら対応することで介護での排泄ケアに関する方法での悩みを解決していけると思います。

トイレでの失敗は何故起こる?

介護をする方を悩ませる排泄の失敗にはどのような要因があるのでしょうか?

介護する側は排泄の失敗の背景にどのような要因があるのか考える必要があります。

そこで考えられる要因として、いくつか挙げるとすれば

  • 病気により膀胱のトラブル
  • それがもとで引き起こす切迫性失禁
  • 筋力が落ちる事で括約筋に力が入らずトイレが間に合わず失禁
  • 手足の障害によりトイレにへの移動や下着を降ろす際に時間がかかり間に合わなくなる
  • 加齢により腎臓機能の低下が原因となり起こる頻尿

等があります。

また高齢による身体面の低下に加え認知症などでトイレの場所が分からなくなったり、違う場所をトイレと認識して排泄してしまうこともあります。

これらの問題の原因を探り解決方法を見つけていくことが介護する側、介護される側双方にとって負担が軽減されると思います。

トイレの介助は見守りも必要

トイレでの介助をする際に介助される側に自立を促していますか?

介助する側が慌ただしく、急がせるような行動を見せると介助される側は出来るだけ自分で行いたいと思っていても言い出せなくなってしまいます。

介助する側も時間に追われていたりストレスが溜まったりして、つい急いでしまうこともあると思いますが、少しでも自立しようと意欲を見せているのであれば好意的に見守ってあげることが必要です。

最初から上手くいくわけではありませんので介助する側も根気が必要になります。

相手の気持ちを尊重して、できることを少しずつ行っていく事が介護として大事なことではないでしょうか。

また、トイレで失敗することがあっても羞恥心を配慮し速やかに処理をしてあげることが大切です。

ポータブルトイレを使うことでトイレでの失敗は少なくなる可能性はありますが、依存的になることで行動力を下げてしまうことにもなるので出来るだけ自分でトイレを利用してもらうようにしましょう。

トイレ介助の工夫

トイレでの介助を工夫することで排泄の問題はかなり軽減します。

方法としては排泄時間をチェックすることである程度の排泄時間を予測することです。

事前にトイレの誘導してあげることで失敗を防ぐことができるようになります。

また、夜間の排泄が多い人はベッドの横にポータブルトイレを置くことで移動距離も短く負担も少なくなります。

ただし、出来るだけ日中は運動も兼ねてトイレまで移動して排泄するようにしてください。

トイレ前に失禁しがちな場合は、尿とりパッドや紙パンツを併用しましょう。

臨機応変に介護する考えを頭に入れながら行動する事が必要です。

トイレ介助のポイントとなるのは、その人の状態に適した仕方でサポートすることです。

トイレは1日に数回必ずあることですが、人に言うのは恥ずかしいものです。

トイレの介助の際は自尊心を傷つけないように介助する工夫をし気持ち良くトイレが出来る様に心がけましょう。