頭に杖を立てる男性脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)、または脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)と呼ばれる言葉をご存知でしょうか?

ルイスヴァージウエルネスでは酒さを初めとした肌トラブルの紹介を数々してきましたが、肌の乾燥や赤らみを伴う肌トラブルは無数に存在します。
今回は、そういったトラブルのひとつである脂漏性皮膚炎いついてご紹介いたします。

 

どんな皮膚疾患なの?

脂漏性皮膚炎は脂漏部位と呼ばれる頭皮や鼻の両脇、こめかみや耳の裏など皮脂の分泌が盛んな場所を中心に炎症が起きる皮膚炎です。

乳児や成人に多く見られ、乳児の脂漏性皮膚炎は自然治癒しやすいのに対し、成人してからの発症は慢性化しやすいと言われています。

肌の赤らみや乾燥、油っぽい皮が剥離したりこびりついたりする症状代表的で、頭皮に現れた場合は皮の剥離がフケとして現れます。

かゆみを伴う場合もあり、放置していると皮脂が酸化し、加齢臭のようなニオイを放つこともあります。

何が原因?

乳児と成人では発症の原因は違います。
乳児の場合は皮脂腺が活発な事を、毛穴が未発達の為におきてしまう場合があるそうです。

成人の場合は遺伝的要因、環境的要因、ストレスなど様々な原因が考えられており、明確には判明していないそうです。
しかし、近年では皮膚に常在しているマラセチアというカビ(真菌)の異常繁殖が発症に深く関わっていると考えられています。

皮脂は通常、汗などの水分と結合し、肌を守るバリアの機能を担っています。
頭皮や顔など皮脂腺の活発な部位でマラセチアが増殖し、マラセチアの分解物やマラセチア自体が刺激となり炎症を起こすと考えられています。

フケがでる、加齢臭のようなニオイといった症状や「カビが原因」などといったイメージから、患者に対して不清潔なイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、医学的には関連がないと論じられています。

不衛生なイメージになりがちの症状は、本人の衛生状態とは関係なく疾患の為に引き起こされているものです。
誤解のないようにしましょう!

これらの症状で見栄えに悩みを持っている方は、「皮を洗い流さないと」と過剰な洗顔・洗髪などをして余計に肌にダメージを与えないようにしましょう。

洗髪する女性

 

 

HIVに感染すると脂漏性皮膚炎になるって聞いたけど本当?

脂漏性皮膚炎は免疫力が下がると発生しやすいと言われており、免疫力の低下が見られるエイズ、HIV感染者が発症する可能性が高い事は事実のようです。
しかし、脂漏性皮膚炎はありふれた皮膚炎であり、多くの方がこの悩みを抱えています。

さらに、自律神経の乱れや不摂生な生活で免疫力が一時的に下がる事は誰でも起こり、またそのタイミングで脂漏性皮膚炎になる方もいらっしゃるでしょう。
脂漏性皮膚炎と診断されたからHIVだと考えるのは早計のようです。

現在は簡単にHIV検査の依頼をすることも可能ですので、不安な方はしっかり調べてみる事をお奨めいたします。