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免疫とは血液の白血球が病原菌やウイルスなどの病気など外部からくる異物に対して、攻撃、排除しようとする体の防御システムのことです。

代表的な白血球としてナチュラルキラー細胞(NK細胞)やマクロファージ(大食細胞)と呼ばれるものがあります。NK細胞は外部からの異物を攻撃する細胞で、マクロファージは異物や細菌をアメーバ状に包み込み食べて消化します。

NK細胞は免疫細胞の中でも主要な役割を果たし、体内をパトロールしがん細胞やウイルス感染を発見すると攻撃してくれます。

NK細胞の強さはNK活性と呼ばれ、血液検査などで調べることができます。平均が50%でこの数値が低い人ほどがんが発生しやすいという研究結果もあります。

しかし、これらの免疫細胞は加齢とともに免疫機能が低下します。

これは加齢による胃腸の衰えからくる腸内の細菌バランスの崩壊も免疫低下の原因と考えられています。また年をとるにつれ、様々なストレスも増え免疫バランスが崩れる危険がまします。

このようなことから高齢者が肺炎などにかかりやすくなっているのです。

乳酸菌で免疫活性をあげる

免疫力が低下しているときは食事や睡眠などをしっかりとることが大切ですが、乳酸菌を摂ることでも免疫力を高めるという研究結果があります。

例えば

鼠にヨーグルトを与えると、鼠チフス菌に対する防御反応が強くなるとの報告もある。また、X線治療を受けた患者は白血球が減少するが、ヨーグルトを食べさせると白血球が増えることもわかっている。さらに動物実験ではインフルエンザウイルスを投与したマウスに、乳酸菌を与えると、インフルエンザにならないとの結果も出ている。これも、乳酸菌によってマウスの免疫力が高まったからだと考えられる。


参考文献:究極のヨーグルト健康法 辨野義己

最近良くCMで見かけるのも乳業メーカーの山形県で行われた試験結果も有名です。

高齢者でもインフルエンザや肺炎のワクチンが有効なように、加齢とともに免疫の本体であるT細胞やB細胞は衰えませんが、NK細胞は加齢の影響を大きく受けやすくNK細胞が弱まるとがんになったり風邪になったりしやすくなります。

つまり、免疫力を高めるために乳酸菌などでNK活性を高める必要があります。

またNK活性はストレスの影響を非常に受けやすいので、ストレスの無い生活を送ることも重要です。

牛乳の2倍あるヨーグルトの活性効果

牛乳を飲むとラクトフェリンという生理機能たんぱく質の働きでマクロファージの食細胞活性が高まります。

マクロファージは上記で述べたように異物を食べる免疫細胞で、血液中に異物があれば自身の体内に取り込んで分解してくれます。

ヨーグルトと牛乳を飲んだときのマクロファージの活性を調べると、ヨーグルトの方が2分の1の期間で牛乳の2倍以上の活性効果が得られると言うことがわかっています。しかし、このヨーグルトを食べるのをやめると摂取前の数値に戻ることも乳業メーカーの研究でわかりました。

毎日ヨーグルトを食べる人は風邪に強い!あなたの周りの人でヨーグルトを毎日食べる人がいたら観察してみましょう。

参考 健康常識”はウソだらけ 奥村康著
   あなたの知らない乳酸菌力 後藤利夫著