あなたの周りの気の弱い男子にありがちな胃腸の弱さ。

「緊張するとすぐにおなかを壊す」
「大事な会議の前はトイレにいかないと落ち着かない」
「朝から胃がむかむかして、ご飯が食べれないからとりあえずブラックのコーヒーを飲む」

病院にいってもレントゲンや問診では以上は見当たらず、風邪、ストレスを原因にされて、いまいちはっきりわからない。

それで病院にもいかなくなって、結局同じことの繰り返し・・・

そんな人は過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。

過敏性長症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群とは慢性的に腹部に違和感を感じたり、下痢や便秘を繰り返す病気です。

この病気は神経質な人に多くでる病気で、胃や腸などの消化器官に症状を感じやすいのが特徴です。

季節の変わり目や職場が変わるなどの環境変化などで体がストレスを感じることで、腸内フローラに異常が出ることが原因です。

ストレスや性格によって変わる腸内フローラ

詳しいメカニズムはまだわかっていませんが、過度のストレスを感じることによって腸内細菌の種類や働きが変化するということがわかっています。

腸は脳と非常に密接な関係にあり、「第二の脳」などと呼ばれたりします。

ですので、脳で感じたストレスに敏感に腸は反応するのです。

また、性格による腸内細菌の違いも明らかになっています。

先日NHKスペシャルで紹介された実験では、消極的なマウスと積極的なマウスの腸内細菌を入れ替えることによって、消極的なマウスが積極的に、積極的なマウスが消極的になったと報告しています。

食事による腸内フローラ改善はそんなに簡単に入れ替わらない

腸内細菌は私たちが毎日食べるものによって作られています。

よく食物繊維が腸にはいいといいますが、簡単に言うと食物繊維とは食べものの残りカスのことで腸内細菌がそれを食べて体にいい効果が現れるとされています。

最近「難消化デキストリン」という言葉は聴いたことがありませんか?

難消化デキストリンも食物繊維の一種です。

私たちの食べたものを腸内細菌が食べているので、食事を変えればすぐに腸内細菌が変わりそうですが、今存在していない腸内細菌を自分の体の中でつくることは難しいそうです。

ヨーグルトや乳酸菌のサプリメントが人気なのは、すぐに自分にいない菌を身体の中に入れることができるからです。

糞便移植による臨床試験が進行中

現在、慶応大学でで過敏性腸症候群をはじめとした様々な病気を治療するための臨床試験が行われている。

海外では健康な人の便の移植は病気の治療として行われていて、今まで治療率が30%だった病気が糞便移植をすることにより90%を超える治療結果を残しています。

ポイントは不健康な人や病気の人の腸内には

腸内細菌の菌数が少ない。菌種も少ない。

逆に健康な人の腸内には

腸内細菌の菌数が多い。菌種も多い。

ということです。

日本で販売されている、薬やサプリメントやヨーグルトにも人の腸管から分離された菌は配合されています。

糞便移植は病気を治すという反面、まだまだ解明されていない部分もあるので、もともとの便を持っていた人の体質を受け継ぐという報告もあります。

まずは偏った食生活を見直し、ゆっくりと腸内フローラを豊かにしましょう。

参考
感染症:腸の難病、糞便治療を活用 豊富な菌、患者に注入慶応大病院が臨床試験