免疫とストレスの関係
大事な試験前に体調を壊したり、風邪を引いたりすることは誰にでもあることです。

それは免疫力とストレスに大きな関係があるからです。

免疫とは私たちの体に生まれつき与えられている、すばらしい防御システムのことです。

私たちの体は日々、呼吸をしたときの空気や何かに接触したときに身体に入っていくる外敵と戦っているのです。

その戦いを行ってくれているのが「免疫」なのです。

免疫のはたらきの2大ポイント

免疫のはたらきとは大きく分けて二つあります。

  1. どの細胞が敵かということをすぐに識別する能力
  2. 一度接触した敵に対して生涯完璧な防御策をつくり、その経験を決して忘れない記憶力をもつ

この二つの働きで1000万種類もの細胞を見分け、自分の敵となる細胞に攻撃をするのが免疫なのです。

二つの免疫システム

この免疫には「細胞性免疫」と「液性免疫」の二つのタイプがあります。

細胞性免疫とは、侵入者を発見し攻撃を加える特別な細胞郡を用いる防御方法で、風邪のウイルスや腫瘍細胞などを攻撃してくれます。

例えば、マクロファージやヘルパーT細胞などがこれに当たります。

液性免疫とは細胞を攻撃するための「抗体」と呼ばれる分子をすばやく必要な場所に運ぶ体液の働きのことです。たとえば血液やリンパ液の働きがこれにあたります。

風邪を引いたりして、熱が出るのはこれらの免疫が一番働く温度にするために体が熱を発生させるためです。

試験前にストレスを感じると免疫力が下がる

電気ショックを与え続けストレスを与え続けたマウスは病気にかかりやすくなることが報告されています。

なぜかというと、ストレス状況下で分泌される、アドレナリンやノルアドレナリン、コルチゾールといったストレスホルモンが逆にリンパ球などの働きを抑えてしまうからです。

またストレスを感じると腸内環境に悪玉菌が増えることも報告されています。

腸は人間の体の免疫の60%以上を担っており、悪玉菌が増えることによって免疫システムが働かなくなってしまうのです。

「いい点を取らなければいけない」「試験に合格しなければならない」と毎日ストレスを感じてしまうとリンパ球の働きが悪くなり、免疫力が落ちてしまうのです。

腸を整えると風邪を引きにくい理由

毎日ヨーグルトを食べると風邪を引きにくくなるというのは、今では一般常識になりつつあります。

腸に届いた乳酸菌が人間の免疫期間に働きかけ免疫力があがるのはもちろんですが、実は腸内環境を良好に保つことによってストレス軽減が可能になるからです。

腸では人間が幸せと感じると分泌される「セロトニン」という神経伝達物質をつくります。

このセロトニンは心の安定に役立ち、睡眠の調整や体温の調整、食欲の制御や消化などにかかわってきます。

試験の前に食べたいもの

ここであげる食べ物は急に効果を発揮するものではありませんが、試験3ヶ月前ぐらいから準備しておけば効果が期待できます。

  • 腸内細菌の善玉菌を増やす
  • ヨーグルト、サプリメント、漬物で善玉菌を増やす

  • 腸内細菌の餌を補給する
  • 食物繊維の多い食べ物(きのこ、こんにゃく、野菜など)、オリゴ糖など

  • セロトニンをつくるトリプトファンを増やす
  • 大豆、シリアル、ブロッコリー、キウイ、ナッツ、トマト

もちろんこれらを食べて日々の勉強をしっかりして試験に挑んでください!