乳酸菌とは「乳酸」を多量に作り出す菌の総称です。乳酸を生み出して私たちが食べたものを腐敗ではなく発酵させ、腸内の悪玉菌の増殖を抑える能力をもつ菌のことを一般的にまとめて「乳酸菌」といいます。

つまり、「乳酸菌」という特定の菌種があるわけではなく、そこには細菌分類学上の様々な菌種が含まれています。

その種類は現在数百種類とも言われますが、それぞれの持つ形態によって代表的な3つのに大別することができます。

乳酸菌の代表的な3つの種類

①棒状の形をしている乳酸桿菌(ラクトバチルスなど)

主に小腸に住む乳酸菌。腸管免疫力を高めたり有害物質を減らしたりする。
20101212 200110 LactobacillusAcidophilus

②丸い球状をしている乳酸球菌(ラクトコッカス、エンテロコッカスなど)

コレステロールを下げたり、免疫力を高めたりする。
小さいので一度にたくさんの数が取れる。1兆を超える乳酸菌は大体この種類。
Entercoccus sp2 lores

③増殖の際にV字型やY字型に枝分かれするビフィズス菌
(ビフィドバクテリウム)

主に大腸にすみ、腸の動きをよくして便秘を防ぎ、他の病原菌を追い出して下痢を防ぎます。
Bifidobacterium longum en microscopie électronique

動物性乳酸菌と植物性乳酸菌

また乳酸菌には動物由来と植物由来の二つの種類に分けられます。

動物性乳酸菌と植物性乳酸菌の違い

動物由来とはヨーグルトやチーズ、日本では「くさや」や「なれずし」など動物性の発酵食品を作り出す乳酸菌です。

ヨーグルトをつくる菌も元々は自然界にある乳酸菌があり、ヨーロッパの木などの樹木に自生する乳酸菌からヨーグルトは作られていることもあります。

植物由来とはぬか漬け、キムチ、ザーサイ、みそ、しょうゆなど植物性の発酵食品などから発生する乳酸菌です。

動物性乳酸菌は、牛乳や動物の腸内など栄養豊富な場所に住んでいます。

一方、植物乳酸菌は植物の茎や枝葉から出る分泌液を栄養分としており、動物由来の乳酸菌より悪条件な環境に住んでいるため強い性質をもつものが多いです。

そのため、胃酸などに負けずに腸まで届く乳酸菌などと紹介されているものは植物由来のものも多く含まれています。

乳酸菌やビフィズス菌は私たちが食べるものだけでなく、食べたものを腸内で発酵させる力を持ち、栄養分の吸収をつかさどる腸内の働きを正常にします。

これだけたくさんの乳酸菌があり、株の種類によって効果効能も色々あります。

また乳酸菌やビフィズス菌は人によって合う、合わないがあり、自分にあった乳酸菌を摂ることができた場合は整腸作用や免疫力アップは非常に感じやすく、合わない場合は実感が無い場合が多いです。

乳酸菌研究が進み様々な種類の乳酸菌の効果がわかった今、自分にあった乳酸菌をいろいろ試すことが可能になりました。

色々な機能性ヨーグルトやサプリメントを試して、自分にあった乳酸菌を見つけましょう